このまま離れていきそうな 
君の手をつかもうとしてやめた 
すでに遠くなってた
  
クリーム色の町 
砂に埋もれたみたい 
大粒の雨は激しく 
地をたたいていた
 
私はここで待ってる 
空でも見てるわ 
またいつか振り向いたとき 
微笑む君がいるかしら

子供の騒ぎ声 
遠雷の唸る音 
怯えながらもう少し 
外にいたかった
 
私は孤独が好きで 
君も好きだった 
またいつか振り向いたとき 
微笑む君がいるかしら
 
私はずっと待ってる 
空でも見てるわ 
またいつか振り向いたとき 
微笑む君がいるかしら

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2018.12.31
蔦紅葉をくぐって 
あなたの部屋を訪ねてゆくの 
今なら月の桂だって 
信じられる気がするわ

澄んだ空を仰げば 
出会った頃に帰ってゆくの 
秋の夜長のささやきを 
小箱に入れて贈るわ
 
あなたは偶然出逢えたと 
本気で思っているみたい 
あれは私の恋の罠 
告げれば何て言うかしら

蔦紅葉にからまり 
あなたが来るのを待っていたの 
優しい瞳に見つかって 
やっと私は生まれたの

星が瞬く空の下で 
あなたと初めてダンスした 
あれはあなたの恋の罠 
あなたなしではいられない

今でも信じていますか 
伝説の月の桂

2018.12.30
あなたがいなくなってから 
みんなどこかおかしいの 
ちぎれゆく雲の形に 
あなたを重ねたりして
  
嵐の中 稲妻が光る 
あの空に消えないで 
ここには二度と戻れない
 
天空を渡る風のように 
いつか二人はなれると夢見た 
ハリケーンに身を投げた 
水竜の逃亡者

嵐の中 のみ込まれる船 
あの海に消えないで 
誰もその手を握れない
 
海原を渡る風のように 
いつか二人はなれると誓った 
サイクロンに身を投げた 
水竜の逃亡者
 
天空を渡る風のように 
いつか二人はなれると夢見た 
ハリケーンに身を投げた 
水竜の逃亡者

2018.12.29
夜の静寂の大通り 
悲しみの炎の川が 
どこまでも続いていた

街が泣いている 
ここにいる誰もが 
今は友達のよう
 
いるだけで眩しかった 
あなたが大好きでした 
キャンドルを捧げて We miss you

果たせなかった思いは 
今どこを彷徨ってるの 
すべて夢ならいいのに

人が叫んでる 
もっと憎むべきだと 
今はそれもできない
 
あなたを失ってから 
みな抜け殻のようです 
もう戦わないで We miss you

蛍の光が 
美しく揺れてる 
最後のあなた包み
 
いるだけで眩しかった 
あなたが大好きでした 
キャンドルを捧げて We miss you

2018.12.28
綿菓子にはほど遠い 
土にまみれた羊たち 
馬にまたがる君が 
夏の陽射しにとけていた

前をゆく君の髪と 
戯れていた山の風 
転げそうになっても 
振り返って笑っていた
 
心配するなと言った 
君の瞳がはなれない 
あのとき口をつぐんだ 
言葉のすべて届けたい

汚れた車とばして 
迎えに行けばよかった 
草の風香るたび 
よみがえるあの夏の日々
 
どうにかなるさと言った 
君の瞳がはなれない 
あのとき口をつぐんだ 
想いは今も変わらない 
 
心配するなと言った 
君の瞳がはなれない 
あのとき口をつぐんだ 
言葉のすべて届けたい

2018.12.27
春から夏になる頃は 
夜風を感じていたくなる 
騒いだ部屋は置き去り 
夢は覚めてから輝きだす

星たちは雲に覆われ 
唯一わかるおぼろ月 
さっきみんなで観た映画 
余命3か月の主人公

ドアの開く音が聞こえて 
君が隣で肘をついた 
遠い猫のシルエット 
秘密のことみたいに教える

次第に蒼くなる空と 
浮かびあがる向かいのビル 
どこからか白い朝もや 
街を起こして消えてしまった
 
話す気なんてないことばかり 
口に出してしまいそう 
夢の後はひとり 
本当の私になれるとき

2018.12.26
自転車を乗りすてて 
飲み終えたボトルに 
砂をつめてオニを決めた
強い風が帽子を飛ばす 
空を舞うビニール袋 
追いかけたら三日月 
もう顔を出してた
 
薄い雲の流れ 
アパートは夕日色 
果てしなく遠いものが 
どうしてこんなに気になるの

友達を呼ぶ声は 
帰り時のサイン 
誰も気づきたくなかった
みんな自転車にまたがって 
高いベランダを見上げて 
泥だらけの手のひら 
振りかえしこぎ出す
 
公園の落書き 
明日まで残らない 
どんなに残したいものも 
いつか風がさらってゆくの
 
薄い雲の流れ 
アパートは夕日色 
果てしなく遠いものが 
どうしてこんなに気になるの

2018.12.25
町からは遥かに遠い 
緑と風のバス停 
降りれば目の前 
私の小さなホーム

庭にはいつも誰かいて 
おかえりの声がする 
バターの香りに 
吸い寄せられてリビング
 
またひとり歩けなくなり 
恋しいものが増えてゆく 
生まれた町の風

次の夏がくる頃は 
この顔ぶれも変わる 
連れ戻されて 
会えなくなる人もいる

どんな生き方だったのか 
余計なことは聞かない 
ただここにいたい 
それだけあればいいから
 
次は誰が旅立つのか 
考えたくないことばかり 
夕陽の窓に映る
 
幼い自分が手を振る 
誰にも見えない幻 
淡い光の中に

2018.12.24
みんなで作りあげてきたパズル 
長い月日がかかりました 
よく見ればあと3つ
1つは私がはめ込みます 
1つは君がはめ込みます 
最後のピースはどこでしょう 
いったい誰が隠したの

みんなが諦めて帰った後 
こっそりはめることでしょう 
完成したパズルを
偉い人に見せることでしょう 
そして君よくやったねって 
ひとり褒められたいのでしょう 
最後のピースは誰の手に

みんなで作りあげてきたパズル 
長い月日がかかりました 
よく見れば靴の下
みんなで探していたピース 
私が踏みつけていました 
最後のピースはどこでしょう 
最後のピースは誰の手に

2018.12.23
ウェディングドレスが 
目の前を過ぎてゆく 
タキシードの男達は 
鍵盤みたいに並んでる

あなた幸せそうね 
すべて忘れたでしょう 
何をしても怒らないと 
調子にのっていたことも
 
一度も謝られずに 
許してしまうほど私 
お人好しじゃないから

シャンパンそそぐあなた 
つくったような笑みね 
この泡は私の気持ち 
あがり続けて消えないの
 
一度も謝られずに 
許してしまうほど私 
お人好しじゃないから

あなた幸せそうね 
すべて忘れたでしょう 
それならひとつ残らず 
思い出させてあげましょう 
思い出させてあげましょう

2018.12.22
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